2019年02月02日

福祉分野と農業分野が連携しそれぞれの課題解決を図る

農福連携が始まった 

国の施策により多くの自治体で農福連携の取組が始まりました。平成27年に「日本再興戦略改定」「経済財政運営と改革の基本方針」「一億総活躍社会の緊急対策」に明記され政府により推進していくこととなりました。以前より取組んでいた自治体とこれから始めようとしている自治体があります。農林水産省や厚生労働省の補助事業を使い農作業や6次産業化に取組む動きも目立ってきています。 

 

農福連携の目的 

農福連携の目的は「農業」「福祉」両者の深刻な課題をWin-Winの形で解決しようとする取組で「農」の高齢化や担い手不足過疎化などの課題と「福」の働く場所が無い、適職に就けない等の課題が合致し開始されました。 

 

「福祉の目的」を「現場」の立場から 

福祉の目的は、ハンディーキャップのある方に施しを与えるものではなく日々の生活の中ですべての人がその人らしくあたりまえの暮らしがずっと続けられるような状態を作り出していくことだと考えています。 

 

農福連携で地域を活性化 

昨今、障がい者や高齢者等が地域社会で孤立し排除されやすい等の話を聞くと胸が痛みます。
ハンディーキャップのある方たちが地域の人達と一緒に農業に従事することで地域との繋がりができます。地域との繋がりの中で農家さんが技術指導や休耕荒地を貸したりトラクターの使い方や耕運機の貸し出し等農機具の援助を行います。ハンディキャップのある人たちは、農作業にかかわることで自己実現の可能性や社会参加の機会や賃金が得られます。地域では人が増し会話が増えます。休耕地も減っていくと地域に活気が出てきます。結果Win-Winの関係が成り立ちそのつながりは一層強くなっていき孤立や排除が無い地域社会を担っていくものと思われます。農福連携の取組が単なる実績づくりで終わらないよう地域にしっかり根付かせいていくことが大切です。 

 

選ばれる商品で工賃アップ 

ワークハウス牧では、農産物やオリジナル加工食品を作って駅やスキー場直売所等一般市場で販売しています。一般市場では「障害をお持ちの方が関わっている商品です。」とPRしていますがそれだけで買ってくださる消費者さんはほとんどいません。わが身に置きかえてみても同様です。

お客さまは、「だれ」が作った物かより安全安心なもの魅力的なものそれに見合った価格か否かで評価して購入していきます。「福祉」を表に出さずにお客さまに選んでいただけるようなクオリティの高い商品を作って利用者さんの工賃を少しでも上げていきたいと努めています。例えば、ワークハウス牧のオリジナル商品にひまわり油があります。原料となるひまわりは栽培から収穫、天日干し、種とり、油の抽出は外注していますがラベル貼り販売までを一括行っています。ひまわり油は健康面で注目されているうえ安全安心なものとして自信をもって販売しています。この商品を作るに当たり様々な作業種が発生しました。利用者さんは携る機会が増え、各々が特性を活かし畑作業から販売までの出来る作業に参加して能力を発揮しています。 

 

生き甲斐や喜びのため支援と取組 

わたし達ワークハウス牧では、事業所に通う皆さんが地域社会の中でごくごく普通にあたり前の暮らしができるように、社会の一員として日々の生活に、よりやりがいや生き甲斐喜びが持てるための支援を行っています。そのために多種多様なお仕事を用意し利用者の皆さん一人ひとりに合った「働くカタチ」をご提案しています。 


workhousemaki at 16:33│Comments(0)農福連携 | ご挨拶

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プロフィール

ゆうちゃん

社会福祉法人
望月悠玄福祉会
就労継続支援B型事業所
ワークハウス牧
(望月ひまわり共同作業センター)

〒384-2202長野県佐久市望月1729‐6
電話 0267-53-6352
FAX0267-53-6360
HP http://www.yuugen-fukushikai.com

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